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アイデアは恥ずかしいもの。

~引用開始~

自分が時間をかけて準備したアイデアを披露する瞬間は、どこか不安で、恥ずかしい気持ちになるものだ。考えてみれば当然のことかもしれない。アイデアは、ふだん自分自身がなにを考え、どういうものの見方をしているのかが、現れ出てしまう。いわばその人自身をさらけだすわけだから、裸を見られるようなもので、平然としていられるはずがない。

~一部引用終了~

引用元:プロフェッショナルアイディア

企画書はラブレターのようなもので、初めて人に見せる時はとても恥ずかしい気持ちにさせられる。臆病なボクは、最初に見せる人は、だいたいきめている。ボクが企画書を読み上げている間、よく聞いてくれて、概ね肯定してくれ、ズレているポイントではやわらかい言い方で気づかせてくれる人。

もちろん、こういう人だけに見せていればいいわけではない。ただ、企画書を最初に見せるのはやっぱり恥ずかしいので、こういう人にみせたいものなのです。

「わかる」は「分ける」。

~抜粋引用開始~

物事は「分ける」ことで「わかる」ようになる。「わかる」とは物事やものの特性などを、新しい切り口で「分ける」ことである。そしてこの分け方の視点がそのままアイデアとなる。

例えば、誰もがオンリーワンな存在なのだから、ナンバーワンになろうとする必要ない、という歌詞では、「ナンバーワン」と「ナンバーツー」ではなく、「ナンバーワン」と「オンリーワン」を対比させている。

キレイに分けられているから、受け取る側も「どちらがいいのかな」と自分で考えて歌の世界に参加出来る。うまく「分ける」ことができれば「わかって」もらえるのである。

~抜粋引用終了~

引用元:プロフェッショナルアイディア

↑ひどく共感。

新しい概念は、「Aではなく、Bである。」という視点の集合体であることが往々にして多い。これは上記のように、「わける」ことで「わかる」ようになっているのだと最近、つくづく思う。この切り口の視点によりアイデアが生まれるのだ。

だから、ボクは自分のなかでモヤモヤとした概念の方向性ができたら、その概念が「〜ではなく、〜である。」と考えるようにしている。その切り口の視点の集合体が概念であり、コンセプトなのだ。その切り口の視点は言葉であるから、出来るだけ概念を表す言葉のレパートリーを抱えておくことが肝要なのだ。

アリモノ

~抜粋引用開始~

アイディアはゼロから生み出すものだと考えている人がいるが、それは大きな間違いだ。すべてのアイデアは、しょせんアリモノの引用にすぎない。

それに、もし奇跡的に完全にオリジナルなものが生まれたとしたら、そのアイデアは新しすぎる。新しすぎて受け手に理解してもらうのが難しいだろう。理解に時間がかかるものは、すぐれたアイデアとはいえない。共感を得やすいものは、往々にして普遍的なコンセプトをもっているのだ。

とはいえ、アリモノを借りてきてそのまま使ったとしたら、それは盗作である。アイデアを生かすためには、あくまで引用でなくてはならない。拝借したアリモノを咀嚼し、自分のものとして再構築することができてはじてめて、すぐれた引用といえる。

アリモノを引用するにあたって、「すでに誰かがやっている」などと恐れる必要ない。「そいつと、オレは気が合うのかもな」と親近感をもって笑い飛ばせばいい。

オリジナルティというのは、奇抜な個性のことではなく、誰もが思いつきそうなことを、誰よりも深く考えたときに付加されるものだと私は思っている。

~抜粋引用終了~

引用元:プロフェッショナルアイディア

↑とっても共感。

アイデアというのは奇抜な発想だと思っている人が世の中には多くいるが、ボクは世の中に存在しているコンセプトの選定のセンスとその対象物への思考の深さから得られるものだと考えている。

さらに、アリモノへの深い思考のコラージュが表現としてのアイデアになることがある。つまり、関係のないふたつの概念をくっつけること。このコラージュからイメージを広げ、アイデアを見つけていく。だからこそ、この本でも書かれているし、ボク自身も意識しているのは、引用できるアリモノの素材ストックを多くもつこと。なぜなら、これがアイデア開発のスピードと質に大きな影響を与えるからだ。だから、材料となるストックを多いにこしたことはない。

イメージ画像、広告グラフィック、キャンペーン事例、広告のコンセプト、youtubeの投稿動画、など。これらのことがおおよそ頭に入っていて、いつでもそのなかから素材を引き出し、コラージュを試みるのが理想なのだと思う。

3回3ラウンド

~引用開始~

アイデア開発の原則は「3回3ラウンド」。
「3回」は「書き出す」「整理する」「チョイスする」の3つの作業を意味する。
それを「3ラウンド」、つまり3度くり返す。
そうすれば、まちがいなく納得のいくアイデアをうみ出すことができる。

~一部引用終了~

引用元:プロフェッショナルアイディア

ある人のススメで購入した本だがとても良書。
博報堂の元クリエイティブディレクターの本。

最近よく思うのは、いいアイデアをだせる人とそうでない人の違い。

持論ではアイデアはウンコのようなものだと思っている。というのも、日頃からきちんした食生活をしていないとデナイのと同じように、アイデアも日頃からきんとした生活をしていないといざというときでないのだと。

しかし、この本では、このようなそもそものアイデアを生み出す体質をどうつくっていくのか、という切り口ではなく、どちらかと言うと実際の現場でどのようにアイデアを発案してくのかという手段が書かれていることが多くとても参考になった。明日からでも手軽に始められそうなことが多いからだ。

その一つが上記の「3回3ラウンド」だ。

1回 「書き出す」
あいまいな思考は書くことで具体化する。

2回 「整理する」
アイデアを鮮明にする。

3回 「チョイスする」
自分の思い入れから離れ、冷静に見つめ直す。

これを3ラウンド繰り返す。

日頃から近いことはしていたが、ここまで具体的に作業方法を落とし込んだことはなかったので、参考になった。早速、意識してみようと思う。